他人軸ってなあに?

自分軸

他人軸とは、行動や考え方の基準が自分自身のものではなく、世間や周囲の人によって変わる生き方です。

人の目が気になってしまうので、自分の気持ちに素直になれないところがあります。

損得をまず先に考えてしまう

他人軸の人は、「それは自分にとってどんなメリットがあるのだろうか?」ということを真っ先に考えます。

自分がやりたいかどうかではなく、得かどうかどうかで判断するので、意に沿わないことをしてストレスを溜めがちです。

世間の価値基準が最優先だと考えてしまう

これをやったら、これを言ったら、周りにどう思われるだろうか。

そんなことばかり気にしている人は、他人軸で生きているといえるでしょう。

今それをやるべきなのか、本当に自分がやりたいのかということよりも、世間の常識などにとらわれています。

よく、「〜すべき」という言葉を使う人は要注意です。

他人に嫌われたくない

他人軸で生きていると、人の評価が何よりも気になりますので、常に人の目が気になります。

人に評価されないと、自分に価値を感じられないからです。

頑張ったことは自分で評価すればいいのですが、人が認めてくれないと「私なんて」という気持ちになりがちです。

他人軸で生きていると楽なこともある

他人軸で生きていると、自分で判断することは少ないです。

人の評価や世間の価値観を基準に行動を決めているので、そこに自分の意思や気持ちはありません。

本当はやりたいことがあっても、自分の意思を封じ込めているか、気がついていないので、心のどこかで不自由さを感じているかもしれませんが、「決める」大変さはありません。

必ず答えがあり、誰かに合わせていれば良いので、自分で決断する必要がない生き方は、ある意味とても楽なのです。

他人軸から自分軸へのシフトする方法

1.今の自分をそのまま受け入れる

まず最初にやってほしいことは、どんな自分であっても、今の自分をありのままに受け止め、受け入れるということです。

良いか悪いか、周囲がどう思うかということは、いったん脇に置いて、できない自分、ダメな自分も大切な自分の一部だと思ってください。

これが自分軸に移行する第一歩です。

自分に対する評価の基準を、外に求めず、自分の中に置くためです。

2.自分の思いややりたいことを書き出してみる

しばらく他人軸で生きてきた人は、自分の本当の気持ちと向き合うところから始めてみるといいでしょう。

  • 私はどんなことが好きなのか?
  • やっていて楽しいことは何か?
  • これからどうやって生きていきたいのか?

どんなに小さいことでもいいですし、今思いつく限りのことを、たくさん書き出してみてください。

誰に見せるものでもないので、正直に、自由に書くのがポイントです。

自由に書いているうちに、私はこんなことがやりたかったんだと思い出すこともあるでしょう。

3.小さな成功体験を積み重ねる

他人の評価を常に気にしてきた人が、自分の思い通りに生きるのは簡単ではないので、少しずつ進むようにします。

  • 今日は、自分が食べたいものを食べる
  • 週末は、生きたいと思っていたところに行ってみる

そんな風に、いますぐにできそうな、簡単なことからやってみましょう。

一つずつ、小さなことでも、「やりたいことができている!」という感覚をつかむことが大事です。

自分にもできる!という自信がついてくると、自分で決めることに抵抗がなくなり、少しずつ自分の気持ちを優先することができるようになるでしょう。

4.他人軸で生きてきたことを決して責めないこと

これから自分軸で生きていきたい!と決心した人の中には、これまでの自分の生き方は間違っていたと、自分を否定してしまう人もいます。

しかし、それは全く無意味で、必要のないことですから、決して自分を責めないでください。

これまでの生き方があったから、これから自分に気持ちを大事にして生きていこうと思えるようになったのです。

人の顔色ばかり伺っていたことは、人の気持ちを思いやることができると考えればいいですし、その場の空気を読むことができると、いい方向に考えてみましょう。

これまでの経験を生かして、自分軸を作っていけばいいだけのことなので、今までの自分を否定するようなことだけはしないでください。

人生、無駄なことなど一つもありません。

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